区切り打ちで四国遍路を巡る人の「車事情」|徳島ハブから内陸ルートで札所群を回る組み方

四国八十八ヶ所遍路には、いくつかの巡り方があります。徒歩で全行程を一度に巡る「通し打ち」、車で2〜3日に分けて巡る「短期車打ち」、そして何回かに分けて、休暇ごとに少しずつ進める「区切り打ち」

近年、最も増えているのが区切り打ちのスタイルです。連続休暇が取れない、体力的に通し打ちが難しい、あるいは「焦らずに札所と向き合いたい」という方の選択。一回の旅は数日〜1週間、年間を通じて2〜3回に分けて、3〜5年かけて結願(けちがん:八十八番までお参りを終えること)する形が一般的です。

区切り打ちで巡る方の悩みは、車での旅行特有の「毎回どこを起点にするか」です。前回の終点に空港・新幹線駅・レンタカー店が近いとは限らないため、起点選びを誤ると移動時間と費用がふくらみます。

このコラムでは、徳島県三好郡東みよし町を起点とするカースタレンタカー西阿波みかも店の立地条件をふまえて、四国遍路を区切り打ちで巡る方向けの「徳島ハブから内陸ルートで札所群を結ぶ組み方」をご提案します。

四国遍路の地理を、ざっくり4ブロックで整理する

八十八ヶ所札所は、四国を時計回りに大きく4ブロックに分けて配置されています。

  • 発心の道場(徳島県):1番〜23番。徳島市・鳴門市・阿南・牟岐などに分布。
  • 修行の道場(高知県):24番〜39番。室戸〜高知市〜土佐〜中村まで南海沿いに長い。
  • 菩提の道場(愛媛県):40番〜65番。宇和島〜松山〜今治の縦に長いライン。
  • 涅槃の道場(香川県):66番〜88番。観音寺〜善通寺〜高松〜さぬきの瀬戸内側。

通し打ちでは1番からスタートして時計回りに88番まで進みます。区切り打ちは、各ブロックを年単位で分けて巡ることが多く、たとえば「今年は徳島ブロック、来年は高知ブロック」というイメージです。

区切り打ちで起きる「起点問題」

区切り打ちの場合、前回の終点と次回の開始点が同じ地域になることが多いため、起点選びには2つの選択肢があります。

  1. 毎回そのブロックに最も近い空港・駅・レンタカー店を起点にする(高知行ければ高知龍馬空港、松山行ければ松山空港など)
  2. 毎回同じ起点を決めておき、そこから各ブロックへ出入りする(徳島ハブ、高松ハブ、松山ハブ、高知ハブ)

(1)の「都度起点」は、移動距離は短くなりますが、ブロックごとに違うレンタカー店・違うフライト・違う宿泊予約と、毎回手配がリセットされます。区切り打ちは2〜3年単位の長い旅なので、手配の継続性が意外と効きます。

(2)の「固定ハブ」は、巡る札所までの移動距離は伸びますが、レンタカー・宿泊・地元の人との関係が積み上がります。「今年も来ました」と顔を覚えてもらえる安心感は、区切り打ちにとって少なくない価値です。

なぜ「徳島ハブ」が区切り打ちで合理的なのか

四国の地図を広げて、東みよし町・三好市・阿波池田の位置を見てください。四国の島のほぼ中央、徳島・香川・愛媛・高知の県境に近い場所に位置しています。

  • 徳島市内まで車で約1.5時間(R192)
  • 高松市まで約1時間(R32〜国道11号)
  • 松山市まで約2時間(徳島道〜松山道)
  • 高知市まで約1.5時間(R32〜高知道)

つまり四国4県の主要都市すべてに、車で2時間圏内で到達できます。これは観光ガイドでは強調されない事実ですが、長期の区切り打ちで「同じ起点を続ける」と決めたときに、最も移動コストが平均化される地点です。

さらに、JR徳島線の阿波池田・三縄・小歩危などの駅も近く、列車で徳島市・高松市から入り、徳島ハブで車を借りるという組み立てもできます。関西圏・関東圏からのアクセスを列車で行い、現地で車に乗り換えるのは、片道の運転負担を減らしたい区切り打ちの方にとって現実的な選択肢です。

内陸ルートで札所群を結ぶ——海岸線とは違う風景

区切り打ちで車を使うときの楽しみのひとつが、「ガイドブックに載っていない内陸ルート」を選べることです。徒歩遍路では海岸沿いの幹線道路が選ばれがちですが、車であれば内陸の険しい道を通って、札所と札所の間に山岳風景を挟み込めます。

たとえば徳島ハブから徳島ブロックの札所群を回る場合、定番ルートのR192で平地を進むかわりに、R438で剣山方向に上り、神山町・上勝町を経由して徳島市内へ抜けるルートも組めます。同じ札所巡りでも、四国山地の中を行き来する経験ができ、お参りそのものに集中しやすくなります。

高知ブロックを訪れるときも、海沿いのR55ではなく、内陸のR32を使って大歩危・本山経由で南国市に下りるルートが選べます。観光地としても通好みですが、お参りの動線として組み込むと、瞑想と移動が一連の流れになります。

レンタカーとカーシェアの使い分け

区切り打ちは「短い時は1〜2日、長い時は1週間」のように、回ごとに日数が違います。期間ごとに最適な車利用が変わるため、レンタカーとカーシェアの両方を準備しておくと便利です。

  • 1日のお参り+日帰り楽のり2(カーシェア)で時間貸し。短時間料金で済みます。
  • 2〜3日の区切り打ち:通常のレンタカー(軽自動車・コンパクト)。山道が多いルートなら取り回しの良い軽が楽な区間も多いです。
  • 1週間以上の区切り打ち:マンスリーレンタカー(5人乗り)の検討も。長期で借りるほど割安になります。
  • 家族・グループでの巡礼:8人乗りワゴンの選択肢もあり。

カースタレンタカー西阿波みかも店では、これらを同じ予約窓口で組み合わせられます。区切り打ちで継続利用される方には、空き状況のご相談にも柔軟に対応しています。

列車で来る方向け——JR徳島線の駅と徳島ハブ

関西・関東から列車を使って徳島ハブに入る方は、JR徳島線の阿波池田駅、三縄駅、小歩危駅などが現実的な乗降地点です。徳島駅から特急で約1時間半、岡山駅から大歩危経由でアクセス可能。駅からカースタレンタカー西阿波みかも店まで、徒歩や送迎で繋ぐ移動パターンを組めば、車の長距離移動を避けて札所巡りに集中できます。

毎回同じ駅・同じレンタカー店・同じ宿で動くことで、区切り打ちの旅全体が一本の線でつながります。これは通し打ちにはない、区切り打ちならではの旅の作り方です。

まとめ|「同じ起点」を持つ区切り打ちの良さ

  • 区切り打ちは年単位の長い旅なので、起点の継続性が価値になる
  • 徳島ハブ(東みよし町)は四国4県主要都市に2時間圏内の地理的中心
  • 内陸ルートで札所群を結ぶと、海沿いとは違う景観と動線が得られる
  • カーシェアとマンスリーを組み合わせれば回ごとに最適な車を選べる

カースタレンタカー西阿波みかも店はみかもグループの運営です。給油は同敷地のENEOS三加茂SS、長時間ドライブの休憩はみかも喫茶で。区切り打ちの足元の手配を、四国の中心からまとめて支えます。

よくあるご質問(FAQ)

Q: 徳島ハブから高知ブロック・愛媛ブロックは現実的に巡れますか?

A: 巡れますが、片道2時間以上の移動が含まれるため、各ブロックは少なくとも2〜3日の日程を取るのが現実的です。日帰りで札所と起点を往復するより、現地での1泊を組み込むほうが負担が軽くなります。

Q: 区切り打ちで、レンタカーを複数日連続で借りられますか?

A: はい、複数日の連続レンタルに対応しています。マンスリーレンタカー(月単位)の方が割安になるケースもありますので、ご利用日数に応じてお見積もりください。

Q: カーシェア「楽のり2」とレンタカーの主な違いは?

A: カーシェアは時間単位で気軽に借りられる代わりに、長時間で割高になります。レンタカーは日単位・月単位の料金体系で、長時間〜長期の利用に向きます。1日のお参りならカーシェア、複数日ならレンタカーがおすすめです。

Q: JR徳島線の駅からレンタカー店までのアクセスは?

A: 阿波池田駅などからカースタレンタカー西阿波みかも店までは、お電話でご相談ください。事前予約のうえで送迎をご相談いただけるケースもあります。

Q: 巡礼用品(白衣・納経帳など)の販売はありますか?

A: 巡礼用品の販売は札所周辺の専門店をご利用ください。レンタカー店では巡礼用品の販売・貸出は行っておりませんが、巡る順序やルートのご相談には可能な範囲で対応します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です